本屋好きの日常

BOOKSHOP LOVER=本屋好きの日記

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働くキュレーターLAB 第一回「インタビューの達人にインタビューする ~すべては出会いとおしゃべりから~」

マイク写真




随分と遅くなりましたが、8/29の「働くキュレーターLAB」講義をまとめました。内容が濃いし他のことを優先させていたらこんな羽目に…。
あえて1ヶ月経った頃に挙げることでリマインダーになれたらなーみたいな?…すいませんウソです(苦笑)

それでは以下です。どうぞー。

***

後藤茂雄が語るインタビューとは



①後藤繁雄のインタビュー史


20歳から38年間編集の仕事をしてきた。でも、これは独学。志を高くして学んできた。

②インタビューの心構え


・インタビューとはポストモダン時代における高級なサービス業
・インタビュアーとはスパイであり、卑しい職業
・情報を一方的に奪う訳だから、それ相応の対応が必要
・気持ち良く話してもらうための準備や会い方、連絡の取り方、姿勢(謙虚さやモラル)
・何より高い志が必要
・インタビュアーは既に書かれたもの話されたもの以外を聞かなければならない
・情報を奪うだけではなく、その出会いを次の仕事につなげることも大事
・会ってることそのものを事件として楽しめるか
・自分をその事件の登場人物として自分を使って面白くできるか
・今日会ったらもう二度と会えないと思え!
・インタビューは二人で目的を探す旅である。一期一会。どうせならゴージャスに行こう!

③インタビューのハウツー


・海外から来た人には印象に残すために最初か最後に聞く
・サインをしてもらったり何かしら印象に残るようなことをすること
・付箋を貼り付けた著書を机の上に置いておく→本の内容は知っているとアピール→本に書かれていないことを話してもらえる
・「次の日に来い」とアポを取ったら早朝に訪ねていく→好印象
・インタビューシナリオを作っていく
・その中にいかに相手が好きかを説明する「告白タイム」を入れる
・質問はだいたい6つくらい用意。番号付けしておいて、本番では柔軟に入れ替えていく
・インタビュー中はメモを見ない(取るのはアリ)
・インタビュー中は相手のことを一番好きな体にしておく
・体が自動的に動いてくれるので遠くから状況を見ることができる
・対応は体、観察は頭、記録はテープレコーダー
・腕時計をしない→インタビュー時間は体に覚えこませる
・話すリズムを相手に合わせる
・ディテールにこだわるべし!
・話しているときの違和感はネタになる
・事前の調査で分かっていても相手の言葉で言わせること
・言葉の反復や内容をキーワード化して返すこと
・NGワードや求められている言葉を観察から導き出せ
・はじめに段取りを説明するのもあり

④編集のこれまでとこれから


・昔は完全な黒子業だった
・イデオロギーの時代→編集の時代
・モダン→ポストモダン
・確固たる自分→状況によって変わる自分
・体系だった世界→フラットな世界、組合せの世界(思想のDJ)
・良いものを作れば売れる信念の時代があった(モダン)
・タイミングと状況で打つ手や思想を変える(ポストモダン)
・編集1.0→紙本の時代。80年代の終わりまで。返本率40%を超えたあたりまで。
・編集2.0→組合せの時代。コミュニティ。ブログ+イベントなど。
・編集3.0→価値をいかにして生み出すか。価値を生み出すプラットフォームの時代。

後藤茂雄が語る編集の今までとこれから



⑤これからの後藤繁雄


・編集3.0的なことを事例を作りながら作っていく。
・若手アーティストのキュレーションだったり、オルタナティブを資本主義にいかに導入するかだったり。
・これからは知性を持ち編集的スキルを持ったスーパーブロガーが求められる。プロデューサーであると同時にプ・レイヤーでもあるような30代くらい?の柔軟な人物。自分はそんな人を育てる立場になる。

⑥面白い自分であること


・編集者は世界を面白がるべき
・SNSは、それを利用してどんなことができるかを試す場
・実験動物としての自分
・世界をいかに面白がるか
・面白い人間になるには面白いことを言えば良い。そのためには身体知を鍛えて柔軟な動物のようになれば良い。

⑦ウェブメディアのコツ


・フラットな情報ではダメで特異点が必要。キラーコンテンツ。
・単体ブロガーを雇うよりブロガー軍団を作った方が効率的
・キーワードは健全な宗教化。多神教的な価値観。信者はいるが原理主義的コアなファンではなくゆるいつながり・社会的なミッションとステートメント。それとグッズのようなモノがあると良い。

***

以上です。如何でしたでしょうか?
全体としては大きく以下の二部に分けられそうですね。

①インタビューとは
②今までの編集・これからの編集


僕としては「インタビューとはポストモダン時代における高級なサービス業」「インタビュアーとはスパイであり、卑しい職業」というフレーズが面白かったですね。他にも参考になることばかりでしたが、この二つのキーワードが他の言葉の下敷きにあるような気がしたのです。
編集についての話は後藤繁雄さんの今とこれからが関わっている内容でしたのでエキサイティングでした。いろいろオフレコな話もありつつ、自分でサイトを開くんだったらというそれこそ講座的内容もありつつ。
会社が忙しくて参加できずDVD視聴でしたが本当に濃いー3時間でした。

参加したかったぜえ。
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  1. 2012/09/26(水) 07:30:00|
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ドミニク・チェン×内沼晋太郎/ 「オープンソースと本の未来」 #本屋

フリーカルチャーをつくるためのガイドブッククリエイティブ・コモンズによる創造の循環ドミニク・チェン×内沼晋太郎/ 「オープンソースと本の未来」

タイトル的に行かなきゃいけないでしょう、ということで参加しました。クリエイティブコモンズライセンス(以下、CC)の出張イベントのようです。2回目がファブラボで今回は3回目。ファブラボは気になるので後でチェックです。

さて、本対談は「フリーカルチャーをつくるためのガイドブック」の刊行記念として行われたもので、趣旨は、CCでありオープン出版です。本書が店頭売りと購入者にはCCに則ってPDFを無償配布するというオープン出版を行ったので、「そもそもクリエイティブコモンズライセンス=CCとは何なのか」「どんな狙いでオープン出版にしたのか」「CCを使うことに何の意味があるのか」「CC使って何か面白いことできないか」といった話が展開されていきます。

対談のまとめに入る前に



以上のように本対談ではCCとオープン出版がメインテーマとされていますが、ややこしいので以下では「CCを利用したオープン出版」=「オープン出版」というように書いていきます。

CCとは



まず、対談は大前提としてのCCについて説明から入ります。

CCとはものを作ってる人がどう使って欲しいかを提示したツールです。63ヶ国くらいで使われてるもので、本以外でも画像や映像、録音データなどに使われます。著作権ありと著作権放棄の間を埋める概念で、6段階の権利があり分かりやすいマークで表示されます。詳しくは以下をご覧ください。

クリエイティブコモンズライセンス

本書におけるオープン出版とは



そんなCCを利用して本書は、購入者にはネット上にあるPDFデータへのアクセス権が与えられ、アクセス後は商用利用でなければ自由にコピペ可能という販売形態をとります。

購入後、袋とじ内のパスワードキーを特設サイトに入力すればPDFをダウンロードでき、その後は条件付きだけど配布OKという訳です。もちろんCCは6段階ありますし、サイトに直接表示したりなど多くのやり方があるでしょうが、本文では本書のやり方を「オープン出版」と呼びます。

著者にとってのオープン出版



オープン出版は著者にとってと出版社にとってで意味が違います。

著者にとって重要なのは話題性と手軽さでしょう。ロングテール理論でいう頭の3%くらいの人たち以外。97%の無名の人たちにとってはフリーで公開することは、世に知られるのはむしろ良いことなのです。お金を取ろうにもそもそも知られなければ仕方がないのです。

出版社にとってのオープン出版



出版社にとって大事なのはもたろん売上です。一見、売上を減らしそうなこのオープン出版に対して出版社はどう考えるのか。

オライリーという出版社では、同じ売上が見込める2冊の本をCCライセンス付きと無しで販売するとい実験を行ったそうです。その結果、売上は同じだったけど、検索結果ではCCライセンス付きの方が圧倒的に評価されていたのです。このことは中長期的に考えると、オープン出版が売上に寄与することを示しており、出版社的にも嬉しいことだといえるでしょう。

オープンで配布した結果、検索で特設サイトやAmazonよりもコピペしたサイトがトップに出てくる可能性があるけど、それはどう考えるの?



内沼さんからこんな質問が飛び出ました。

本書では特設サイトのページでキーを入力するという手間があります。これがコピペサイトではポチッとした瞬間に見れる。そうなったら誰もがそのコピペサイトを見てしまって売上に結びつかないのでは?それなのに何でワンクッションの手間をいれたの?という質問です。

これに対して、著者はタブレットPCがある今は、逆にお手軽過ぎて購入まで至らなかなってしまうと答えました。あえて手間を入れることで、手に入れたときの所有欲を満足させられると考えているのです。

フリーカルチャーをつくるためのガイドブック

具体的にどうやって企画を通したのか?



そんな質問が参加者から上がりました。

これは、業界的に書店や出版社に嫌われてはマズイ!というクリティカルな問題を指摘しており、お二人は答えにくそうでしたが、以下のように答えました。

PDFと紙書籍はイコールではなく、紙書籍を売ることとPDFでタダで配られることもイコールではない。モノとしての本はPDFデータとは明らかに違うものであり、少なくとも現時点の読書文化では紙書籍>PDFデータである。だからこそ、PDFはコピペしていって欲しい。それによって知名度が上がり紙書籍の売上も上がるのだ(実際、本書は重版もした)。

モノとしての価値を問われる紙書籍



これは僕も考えていることで(おそらく業界の人はもっと前から考えているでしょうが)、デジタルデータが出てくればくるほど、本はモノとしての値段になってくるのです。中身の値段とモノとしての値段の比率が変わってくるのです。

今までは本の値段が漠然としていたのですが、中身だけを売ることができるようになったためにモノとしての価値がクローズアップされるようになると。そのため、モノとしての本にどれだけの価値を付加できるか。例えば、見た目の良さや肌触り、匂いなどが紙書籍を売るときの大きな要素になってくると思うのです。例として、アメリカのアナログレコードの市場を挙げていましたが、同じようなことが遠からず本の世界でも起きると思います。

イベントも本



ところで、内沼さんはイベントも本みたいなものと思ってるそうです。ゲストの選定、ブッキングなどなど編集そのまんまじゃないかと。そもそも、人間が集まって知識をシェアするのが本の起源であり、そう考えるとトークショーは本そのものではないかというように仰ってました。
というのも、純粋な本屋としてやっていくのは正直厳しいだろうという考えがあり、物販以外でも稼ぐ必要があるとのこと。

これは「場」を作ることの大事さを言ってるんですね。大阪のスタンダードブックストアにも共通したものがあると思います。

出版における"速さ"



話は変わって、日本の出版が世界的に見ると異例に速いことが話題にのぼります。

新書なんてトピックが起きてから3ヶ月もしないで出版される。アメリカでは企画から出版まで、少なくとも1年はかけることを考えるとこの速さは異例なんだそうです(そんな速さで出版されるものは雑誌で、書籍=1年以上、雑誌=3ヶ月とか速く出すもの。と明確な住み分けがあるそうです)。
特に今の新書は内容も薄く、装丁もシンプルで使い回しとなっています。そう考えると、メルマガのような媒体の方が新書レベルの内容は合っているのかもしれないのです。津田大介さんのメルマガなど実例はあるわけですし。

読者と著者の関係がフラットに



さらに、メルマガなどデジタルデータのテキストでは、昔のような著者を信奉するようなことは起きず、とりあえず内容をネタにツイッターで盛り上がるといった現象が起きています。インターネットによって著者の権威は同じ目線まで降りてきたのです。だからこそ、情報の真偽や妥当性に関してツイッターで盛り上がれるのです。

電子書籍を語るときの括り



電子書籍を語るときに無意識に比較するのが紙とデジタルです。ところが、内沼さんはこの括りは単純すぎであると言います。
本は、小説と実用書はなどジャンルによって全く目的が違います。
例えば、図書館業界では、データベース化が進んでいますが、これ学術書を念頭に置いた考え方で小説のことは頭にありません。
このように小説と学術書とか本のジャンルごとに具体的に考えていかなければいけないのではと言っていました。

本の電子化の価値



本が電子化することの価値はインターネットとつながる事です。今はデジタルにすることの空間的メリットが強調されていますが、ネットにつながる事が電子化の本質であると言います。
今は本→ネットはあるけど、ネット→本が少ないのです。権利の部分をクリアーしてネット側から本にアクセスできるようにすること。それができれば、ネットの海に本が溶け、新しい何かぎ生まれるのではないか。ということです。
それをやろうとしたのがグーグルブックスで、プロジェクトによりGoogleNグラムビューワーができました。
これはアーカイブした1千万冊の本の中の単語を検索できるもので、文化の定量分析ができるようになるかもという期待が持てるサービスです。

本で遊べ



せっかくCCを付けたので、本を使ってどうにか遊べないかという話もありました。音楽におけるリミックスのように、著者へのリスペクトを示しながら改変して楽しむのです。

今は本で遊ぶと言っても、小説の舞台に行ってみたり、書評を書いてみたりするだけですが、このように本そのものを使って遊べたら面白いことが起きるかもしれません。もちろん、マジメにやろうとした場合、事実関係がわからないとリスクが高く何もできなくなるかもしれませんのど、あくまで気軽に遊ぶということがならできるかもしれません。

音楽のアレンジはモテるけど、本のアレンジはモテるか?



参加者からの質問です。音楽のリミックスはモテるから流行ってるけれど、本のリミックスは果たしてどうか?
これは面白い視点で、内沼さんも読書や本を書くことでモテる文化を作りたいと言ってましたが、今は…ということでした。
実は、内沼さんと同じこと思っていまして、それでブログ記事も書いているのですが、本をもっとオシャレなものカッコいいものカワイイものにできたら…本好きとしては楽しいことになると思うのです。

「本」は「真面目な人が読むもの」から「お洒落な人が読むもの」に

オープン出版のノウハウ蓄積が必要



この日、著者のドミニク・チェンさんが何度も言っていたことです(内沼さんの発言が多かったのでここまで書けませんでしたが(笑)
たとえば、社内や取次にどう話を通すか?売上把握の方法は?オープンだからこその広告やマーケティングができないか?などなど。
これだけ情報がオープンになってきている中で、著者のこの考え方は大事だと思います。ロングテールにいる作家がもっと報われるためにも、こういった新しい試みを実践するためのノウハウが必要なのです。

本がネットの海に溶ける



とまあ、そんな感じてした。その他、本歌取りの話やツイッターbotの話などありましたが、それは割愛しました。

「本がネットの海に溶ける」これが今回の名言でしょう。技術の進歩によって今より自炊が簡単になったら、電子書籍の普及が進んだら、家庭でジンが簡単に作れたら…そのときにこそ本の世界は次の段階に行くのかもしれません。そして、そのときは案外早く来ると思うのです。

戦略的にオープンであること。今、パプーで作ってる本屋探訪の電子書籍においても参考になる話でした。

本書と関連書





  1. 2012/09/24(月) 08:55:36|
  2. トークショー
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川内倫子トークショー@スタンダードブックストア

照度 あめつち 影を見る【EVENT】7/14 正午 『照度 あめつち 影を見る』(青幻舎)刊行記念川内倫子トークショー(聞き手:福永信)

以前、展覧会に行って、最高だったので、大阪まではるばる行ってきました。しかも、日帰りで!(展覧会の日記はこちらです→「川内倫子展 照度 あめつち 影を見る」に行ってきた!



それ以外は、つい2か月前まで大阪にいたので、知人と会ったり飲んだりしていました。いやー、色々もらえて充実した大阪日帰り旅行でした。そのときのことは、また後日書くとして、今回は、トークショーのルポを書こうと思います。

トークショーのお相手は小説家の福永信さん。なんと川内倫子さんと会うのは初めてだそうで、若干緊張しておられました。

川内倫子さんは滋賀県出身ではあるそうですが、実は滋賀県にいたのは4歳までで、その後は22歳まで大阪だったそうです。そのためか、関西の言葉を聞くと安心するそうで、福永さんとは対照的にリラックスされていたように思います。

以下、箇条書きでまとめていきます。なお、僕がメモした内容が、ほぼそのままですので、聞き間違いなど多数あるかと思いますが、そこはご容赦ください。主語がない場合は、基本的に川内倫子さんの台詞です。

川内倫子さんは大阪が地元



福永さん「今回の展示では動画が主役級であったけど、どう?」



福永さん 「選ぶときにストーリーがないのはなぜ?」



本書を作った感想



福永さんと川内倫子さんは同い年。共通点が結構ある。



福永さん「写真と本のつながりは?」



福永さん「デビューから一気に今の段階まで来たように見えるけど、実際は?」



光と影の話



福永さん「川内倫子さんなりに現実の大きな問題を扱うときに、でも、うたたねや花火と同じ立場で表現されているように見える。大人の否定。純粋を良しとするに見えるが、どう思う?」



質疑応答「最近の仕事のタイトルに影が多い。今までは光が多かった。最近は影というか闇が多いように思える。なんで?」



質疑応答「りんご日記の続きは?」



直感と理性のあいだ


如何でしたでしょうか?

展覧会の学芸員による紹介でも同じことを感じましたが、僕は、感じたままに撮る感性とどんな写真集にするか何を表現したいのかを意図的に理性的に考えるその振れ幅の大きさ。その渾然一体が、凄いと思いました。

僕がこの写真集を読んで思ったのは、とても繊細で綺麗であるということ。先に福永さんが仰っていたように、子どものような純粋を感じるのです。大人性を否定するというか。

ところが、写真集を出すにあたっては、何年も考えて意図的に効果を狙っている。とはいえ、何をどう並べるのかについて明確な基準がある訳ではない。意図的と直感のあいだ。それが丁度良いバランスで成り立っていて、あの繊細な写真を生みだしているのかと驚きました。

今回、「光と影」という自費出版写真集が売り出されていたのですが、社長と話していたり、店内の写真を撮るのに夢中になっていたら売りきれていました。残念。でも、ナディッフモダンなどに売っているそうなので、買いに行きます。それと、サインしてもらいました。サインをもらいたいと思ったのは初めてなので嬉しいです!

  1. 2012/09/24(月) 08:54:59|
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内沼晋太郎さん店主の本屋B&Bのプレオープンイベント「イベント猫のきもち ilove.catをつくるわけ」に行ってきた!

本とアイデアのレーベル「numabooks」で有名な内沼晋太郎さんが本屋をやるということでお邪魔してきました。

本とアイデアのレーベル「numabooks」

7/20(金)オープンとのことで、今日やっていたのはその前のプレオープンイベントです。なので、お店の中は特別モード。「Casa BRUTUS 暮らしを変える本」とコラボということで、紹介されていた本が置かれています。

で、イベントの目玉であるトークショーですが、猫とクリエイターのテーマウェブマガジン「ilove.cat」の運営者であるilove.cat編集部:鈴木心(写真家)さん、服部円(編集者)さん、そして、聞き手として店主の内沼晋太郎さんが20時から2時間話すというものでした。

「猫の気持ち ilove.catをつくるわけ」

早速ですが、以下、そのルポを書きたいと思います。と言っても聞いている最中に取ったメモですがww(敬称略です。)

店内は


ブルータスカーサの暮らしを変える本特集で紹介されている本が売られてる。置いてある家具は全部売り物。買われたら入れ替えるらしい。

猫語の教科書


ポール・ギャリコ。猫が猫のために書いた、猫が快適に暮らすために人間をどう躾けるかの教科書。猫目線の本。

ilove.catとは?



オススメの猫の本


服部さん



鈴木さん


猫って僕らの生活の中で何なのか「ネコミュニケーション」



猫の行動学の研究@麻布大学(猫トピア)



最後に


以上です。この後、質疑応答など色々あったのですが、僕の興味を引いたのはこんな感じでした。

余談として、休憩中のことですが、鈴木さんがカリモクのカタログ(非売品)をポストカード3種とステッカーをお買い上げの人に限定4部で譲るということがありました。一通り読んでみましたが、僕は好みではなったのでスルーしました。しばらくして見てみると…完売。さすがです。

とりあえず、B&Bに行ってみようということで参加してみたトークショーでしたが、思いがけずウェブメディアについての勉強になりました。何でも参加してみるものですね。

そんな訳で、B&Bについては、またその内、じっくり時間をかけて本屋探訪の方にアップしようと思いますので、乞うご期待です。
  1. 2012/09/24(月) 08:54:32|
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読書推進セミナー 京極夏彦「世界の半分は書物の中にある」

7/7(土)に国際ブックフェアでの京極夏彦さんの講演「世界の半分は書物の中にある」のルポです。

好きな作家の一人である京極夏彦さんがこの目で見られるということで、見つけた瞬間に参加を決めました。読書推進セミナーという題名からあまり期待していなかったのですが、さすが京極先生!面白かったので、以下にまとめていきます。

約3千人もの聴衆に少し驚いている氏ですが、「全員が納得する話はできない」と保険を掛けた上で、京極堂と同じように一見、読書とは全く関係のないところから話を始めます。以下、京極夏彦さんの言葉を要約していきます。

時間について



言葉について



本について



以上です。講演内容自体は特に新鮮味がないのですが、本当に話の展開が上手い!全く関係のなさそうな話を聞いていると、いつのまにか狙い通り納得させられている。本当に京極堂のような話し方でした。小説も面白いですが、話させても面白いなんて、うーん、なんなんだこの人は。

ところで、印象に残ったのは文章力についての話。本筋からすると余談でしたので、上記まとめからは省きましたが、京極夏彦さんはこう言ってました。
文章が下手だということは頭が整理されてないからだ。それでも、下手な場合は、語彙が足りないからだ。講座なんてものは必要ないのだ。頭を整理して語彙を増やせば自ずと人が読める文章になる。

その通りですね。SPBSの作家・ライター養成講座を受けていたときに、うまくいかなかった文章は大抵、推敲が甘く頭が整理されてなかったときでした。頭が整理されてこそ、「読者への説得をどうするか」など狙いが活きてくるのですから。

その他、語彙と世界認識の話については1984年と絡めていろいろ考えたり、細部が本当に巧みで、満足な講演会だったのでした。
  1. 2012/09/24(月) 08:53:00|
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