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写真家の勉強シリーズ③ 川内倫子

日本の写真家。日常生活を切り取りつつ、その中にある生と死のもろさを表現する写真を撮る。 Wikipediaより

ローライフレックスという6×6の正方形の撮影サイズが特徴のカメラを使う。

川内倫子さんの写真と出会ったのは写真雑誌「IMA」の創刊準備号だった。確か「ILLUMINATY」の中から抜粋した写真を載せていたと思う。そこに載っていたのは海の向こう側で閃く雷光。その一瞬を捉えたことだとか、全体に漂う静謐さだったりとか、理屈は良く分からないがとにかく「すげえ!」と一目ぼれした。写真に一目ぼれしたのはその時が初めてで写真集を買ったのも川内倫子さんのが初めてだ。

それまでは、写真なんてあったものを写しただけで何が面白いのだろうと何をありがたがるのか意味が分からなかった。ところが、川内倫子さんの写真を見て、IMAで写真の何たるかを少しだけれど勉強できたことで急にただのモノが輝きだした。絵よりつまらないただ写しただけのモノが、そのとき唯一無二の表現に変わったのだ。
写真展にも行った。トークショーも聞きに行った。面白かったのはトークショーでのことでとても自然体だったこと。それでいて戦略的で、かと思えば、どうしようもないくらい感覚的で。「理性と感性が高いレベルで同居している人」。それがトークを聞いてぼくが感じた川内倫子さんの印象だ。

同じトークショーで聞いたことだが、写真集を作るために写真を撮っているらしく、だから、一つ一つの写真に文脈が少なくまるで短歌か俳句のような、また日本刀のような冷たいみずみずしさを感じるのかと妙に納得した。「写真集にする」という動機が「子供時代から本が好きだったから」というのもなんだか嬉しかった。


川内さんの写真集は常に、生と死、その循環のサイクルについて考えさせられます
ね。

同じテーマが根底に流れています。なぜ、生まれて来たのか、それは誰もが抱く人類
共通の謎。小さい頃に感じたことがそのまま影響しているとも思います。写真は日記
のようなもの。絵だと、頭の中で作ってしまうところがあるけれど、写真は現実が写
りますよね。自分の内側と外側の世界の接点でもあって、「私は昨日これを見た」と
いう確認ができる。わりと呑まれちゃうタイプなので、常に「私はここにいる」とい
うことを確認しながら、ゆっくりと進みたくて。



http://www.public-image.org/interview/2008/04/22/rinko-kawauchi.html

ところで、川内倫子さんが影響を受けた写真家って誰なんだろう。ちょっとググっただけじゃ分からないなー。うーん、芋づる式に勉強したいのに…誰か知っている人教えてください!!

参考資料
日経新聞「写真に写らないものを見たい 川内倫子が切りとる世界」
②東京都写真美術館 「照度 あめつち 影を見る」展
クリエーターズ ファイル20
PHOTO MORE INTERVIEW 川内倫子インタビュー「「なぜ写真を撮るのか」をいつも繰り返す問いかけて」
公式サイト
公式ブログ「りんこ日記」

以下、刊行写真集。

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  1. 2013/02/05(火) 23:36:11|
  2. 写真家
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写真家の勉強シリーズ② 牛腸茂雄(1946年11月2日 - 1983年3月6日)

コンポラ写真の代表的作家。
コンポラ写真とは、木村伊兵衛などのスナップ写真へのアンチテーゼとして掲げられたもの。以前上げたダイアン・アーバスやフリードランダー、ウィノグランド(1966年のMOMA「New Document」展に出展)に影響を受けた写真でもある。「60年代末に登場した日常のありふれた何気ない事象を淡々とストレートに撮る」とも表現される。
胸椎カリエスを3歳で患い成長が止まり、以降、闘病生活を続けながら作品を発表。36歳で逝去。

ダイアン・アーバスつながりで知る。先の説明にもあるようにダイアン・アーバスに近い撮り方をした人とされているが、ネットで検索する限りだと、撮影手法こそ似ているものの撮影対象は全く違っていたようだ。ダイアン・アーバスが異形者を撮ったのに対して牛腸茂雄は市井の人々を撮った。ダイアン・アーバスが異形者に寄り添ったのに対して牛腸茂雄は市井の人々の何気ない一コマを撮った。

だからだろうか。PCの液晶越しに観る牛腸茂雄の作品はダイアン・アーバスに比べて静かであると感じる。ダイアン・アーバスを観るとかき乱されるものの中にある静けさを感じるのだけれど、牛腸茂雄は静けさそのものを撮っているかのように思える。撮影対象によってこう違ってくるのだろうか。不思議な気持ちになってくる。

ところで、牛腸茂雄もダイアン・アーバスもどちらもいわゆる健常者ではなかったことは同じ手法を使ったことと関係があるのだろうか。市井の人と異形者の違いはあれど、どちらも撮っているものは日常だ。ダイアン・アーバスは心を病んでいたからこそ、身体的にハンディキャップやマイノリティに位置する人々がたくましく生きるのを撮り、牛腸茂雄は身体的なハンディキャップを抱えていたからこそ市井の人々が普通に生きているのを撮ったのではないだろうか。

なんてことを妄想しながら写真家勉強シリーズ第二弾はおしまい。これ、やってて面白いな。続けていこう。

学校:桑沢デザイン研究所 卒
受賞歴:日本写真協会新人賞受賞。

著著:
①関口正夫との共著『日々』
②『SELF AND OTHERS』(白亜館)
③画集『扉をあけると』(片口インクブロット研究所)
④写真集『見慣れた街の中で』
*再刊 写真集『SELF AND OTHERS』(解説 飯沢耕太郎)未来社
 他編① 写真集『幼年の「時間」』(モール)
 他編② 写真集「牛腸茂雄作品集成」
 掲載誌 死後、季刊誌「deja-vu」第8号で特集を組まれる

関係者①:師匠の大辻清司
関係者②:友人の関口正夫
関係者③:季刊誌「deja-vu」第8号で再評価した飯沢耕太郎
関係者④:映画『SELF AND OTHERS』の監督・佐藤真

映画:ドキュメンタリー『SELF AND OTHERS』(2000)

参考:
wikipedia「牛腸茂雄」
JJsの日記
関心空間
ICANOF

テーマ:写真日記 - ジャンル:写真

  1. 2013/01/14(月) 10:00:00|
  2. 写真家
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写真家の勉強シリーズ① ダイアン・アーバス(1923-1971)

 異形のものを撮った写真家だそうで、写真雑誌「IMA」のサイトで知った。せっか
くなので、検索して他のサイトも見てみたら良いサイトを発見。両方を参考にどんな
人か書いてみる。
 若いうちにファッション写真家として成功したけれど、ファッション写真そのもの
を好きになれず、その当時の著名写真家リゼット・モデルに師事。
 「あなたが撮りたいものを撮ればいいのよ」と激励されたことで、向かった先が性
倒錯者、精神病院の収容者、身体障害者や双子や小人やフリークスといったような人
たちだった。
 ところが、うつ病を患っていたことや社会からの評価が厳しかったこともあり48歳
で自殺。
 被写体も気になるけれど、ファッション写真から転身したという点も興味深い。ど
んな作家だったんだろう。自伝と写真集があるみたいだけど、どれも貧乏人には高
い。DVDはほぼフィクションみたいだし。古本屋でもう少しお手頃に探せないか
なー。フライングブックスか百年にないかしら。

関係者①研究対象のアウグスト・ザンダー
関係者②師匠のリゼット・モデル
関係者③結婚相手のアラン・アーバス
関係者④ベレニス・アボットのクラスにいた
関係者⑤アレクセイ・ブロドビッチのデザインラボラトリーに参加
 
掲載誌:エスクァイア、ハーパース・バザー、ロンドン・サンデータイムズ・マガジン
出展:ニューヨーク近代美術館の“ニュードキュメンツ”展(ジョン・シャーカフスキー企画)

参考:
IMA ONLINE
これは良い文章
アジェ・フォト
Art Photo Site
ほぼ日
MikSの浅横日記
AG_texts:Dian Arbus (1923~71)

テーマ:写真日記 - ジャンル:写真

  1. 2013/01/13(日) 22:38:49|
  2. 写真家
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