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「ソーシャル・ネットワーク」と「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」を比較してみた

一昨日、せっかく「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」と「ソーシャルネットワーク」を連続で見たので比較してみた記事を再掲すると書きましたが、今日します

 ではどうぞー

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 一昨日、昨日の記事で書いてきた「ソーシャル・ネットワーク」「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」の感想

 両者とも同じデジタルで世界に革命的な変化を起こした人々の話ということで、ためしに比較してみることにした

(なお、インターネットなどデジタル関連の知識についてはあまり知らないということを念頭において読んでください。)
(「うわっ、こいつこんなことも知らないのかよ?」と思ったらそこは優しく微笑んで大人の心得として流してやってください。もしくは注意してやってください)



・放映媒体
ソーシャル・ネットワーク:映画
パイレーツ・オブ・シリコンバレー:ケーブル・テレビ(ドラマ)→DVD

→世界的な注目度の差かも

 マックとウィンドウズの戦いはまだPCなどデジタル機器が好きだったり、それらに関連する人たち(投資家含む)の話題であって、それ以外の人たちには関係のない話だった
 
 しかし、フェイスブックは世界で5億人が既に登録していて、iPhoneなどスマートフォンの影響でデジタルの世界が身近になった影響もあり、さらにまだ登録していないけど興味がある人も多くいると推測できるので、映画ビジネスとして成り立つと考えやすかったのでは




・構成・演出
ソーシャル・ネットワーク:成功後から過去を振り返る形式
パイレーツ・オブ・シリコンバレー:成功後から過去を振り返る形式

→どちらも成功して話題になった企業をテーマとしているので、同じなのは納得
 でも、ドラマだからなのか古いからなのか「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」は安物のドキュメンタリーのような演出をしていてそれが残念だった




・出演者
(これは映画俳優に関して無知なので、印象だけ)
 ソーシャル・ネットワーク:ザッカーバーグ本人と主人公のイメージが結構違う
パイレーツ・オブ・シリコンバレー:ジョブズの若い頃は知らないので判断できないけど、ビルゲイツはそっくり

→これは取材の確かさによると思われる

 「ソーシャル・ネットワーク」はザッカーバーグ本人に監督は会ったことないみたいだし、演出からしてエンターテイメントの要素が強い
 つまり、映画の方向性からザッカーバーグのキャラクターを脚色している割合が強いのではないかと思う(実際、ザッカーバーグ本人も「着ていた服以外はすべてデタラメだ」って言っているみたいだし)

 対して「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」は、よりドキュメンタリーっぽいというか事実に即している割合が多いのかと思った
 ググってもあんまりヒットしないから本人にインタビューしたりかどうかは分からないけど







 こうやって比べてみると、どちらも成功した企業の軌跡を追っている点では変わりないけれど、話題性という点で大きな違いがあることが分かる

 話題性 ⇒ 「ソーシャル・ネットワーク」>「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」

ということだ


このことから以下のことが考えられる

二つの企業が生まれた時代背景=タイミングが話題性に大きく関わっていること」

ということだ


 
 どちらの企業もそれまでにない革新的なサービスを生み出したことは間違いないが、アップル(この場合、iPhone以前なのでコンピューターと付けた方がいいか)とマイクロソフトは、未だコンピューターが普及する前であり、彼らはそれを普及することを手伝うような革新的なイノベーションを起こした

 しかし、彼らの起こしたイノベーションは当時あまり普及していなかったコンピューターにおいてであり、ある程度普及した現在とは話題が伝わるスピードが違う

 スピードが違うということは誰もが興味を持つようになるまでに時間がかかるということで、それがフェイスブックの場合は早かったということだ



 どちらもインフラとしての機能を有しているが、アップルとマイクロソフトが整備したインフラは時間と空間を効率化するものであり、それが普及しきる前に作品の企画がされたのだろう

 だから、「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」はケーブル・テレビのドラマでしかなかったんだ


 それに対して、フェイスブックの場合は、既にアップルとマイクロソフトが整備したインフラが普及しており、時間と空間が大幅に効率化された後の世界で成功した

 そのような世界で成功したということは、それ以前と比べて

「成功した」という話題が急速に広まり、その話題性がさらにフェイスブックを普及させていく

という好循環を生む


 だから、「ソーシャル・ネットワーク」は映画にすることが出来たのだし、ザッカーバーグ本人が「着ていた服以外はすべてデタラメ」と公言していても映画化を許可したのだろう


話題性がフェイスブックにとっては追い風となるからだ





 以上のように考えてきて、二つの映画の違いは、平たく言えば「時代背景」であり、もう少し詳しく言うと

「整備されていたインフラの質の違い」

と言えると思った



 また、両者とも既存のインフラを利用した上で、

「誰も気づいていないか、気づいていても面倒でやっていない、あれば便利なものを形にして成功した」

という点が印象的だった


 じゃあ、次に大きな成功を得るのはどんな事業なのか

フェイスブックというインフラを使って「誰も気づいていないか、気づいていても面倒でやっていない、あれば便利なもの」を作ることだろうな


 うーん、こんなに規模の大きくなりそうなことだと何にも思いつかない
 考えていこう



 最後に、ここまで見てきて

「グーグルの軌跡を描いた映画は無いのか」

と思ったら、近々、公開されるみたい

アメリカでだけど


早く日本でも公開されるといいなあ

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  1. 2011/09/08(木) 19:47:36|
  2. 観た
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【再掲】DVD:パイレーツ・オブ・シリコンバレー

 8/24(木)にスティーブ・ジョブズがアップルのCEOから引退しましたね
 実はもう2週間前のことだったりますが…www


 ちょうど良いので過去に観たDVD「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」の感想を再掲します

 この作品。イギリスのドラマらしいのですが日本でもDVD化されていて、TSUTAYAでお勧めされていたので映画「ソーシャル・ネットワーク」を観た次の日に観ました

 連続で観たので比較もしているのですが、長くなるので次回にします

 では、以下から再掲記事です
 どうぞ~

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 カリビアンでは断じてないww



 もう一ヶ月ほど前になるけど、話題の映画「ソーシャル・ネットワーク」とちょっと古い映画「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」(1999)(こっちはDVDで)を続けて観た


 どちらもデジタルで世界を革命した人たちを描いた作品ということで興味を持って、どうせだから、比較してみようと思うんだけど、その前に両方の映画の感想を書こうと思う

ペタしてね


 でも、「パイレーツ・オブ・シリコンバレー」はかなりマニアックな映画じゃないのかなあ


 僕はツタヤで「隠れた名作特集」をしていなければ存在すら知らなかった


 それもそのはず、1999年と微妙に古い映画でしかも調べてみると、どうやら劇場公開はされていないみたいなんだよね


 で、内容はというと、マイクロソフトとアップル(旧アップルコンピュータ、以下アップルと呼ぶ)の壮絶な戦いを創業者たちの学生時代から描いた作品


 ビル・ゲイツ役とスティーブ・ジョブズ役の演技が光っており、ややドキュメンタリータッチの作品で、当時からいるマイクロソフトやアップルの役員(を演じた俳優)が撮影時点から過去を振り返るという内容
(キャラクターのせいなのかビル・ゲイツよりスティーブ・ジョブズの方の描写が多かった)


 結構前の作品ということもあってなのか、正直、演出や構成は微妙


 きっと
 
「世界を一変させた革命児はどんな人物なんだろう」

というニーズがあってそれに応えるためだったんだろうけど、


「ビルはこんな奴だった」
とか
「ジョブズは酷い奴だ」
とか


 DVDのおまけみたいな、ハリウッド映画の宣伝で出演者が共演者や作品について語るみたいなシーンがいくつかあって、それのせいで何度も冷めてしまった

 ただ、その演出以外は古臭いことを除けば問題なくて(僕は90年代前半くらいの作品だと思っていた)、アップルの躍進とジョブズのカリスマ、マイクロソフトの苦闘→躍進とビルゲイツの滑稽さをウマイこと対比させていて秀逸だった

 特に両社の勃興期、ジョブズがIBMを敵視しているくだりとか、ビルゲイツがIBMを煙に巻くシーンは痛快で良かった


 エスタブリッシュメントに対する対抗心は(有効に機能しているときにはだけど)斯くも血を熱くさせるものなのか!

 

 印象的な台詞もあって、

 まだマイクロソフトが零細企業だったときにビルゲイツが夜中に意味も無く山奥でブルドーザーを許可無く乗り回して騒ぐシーンで、モノローグとして

「あの頃の僕らは吹けば飛ぶような零細企業だった。生き残るためにはクレージーであることが求められた。だが、そのことが僕らにとっては好都合だったんだ」
(うろ覚えなので微妙に違うと思うけどそこはスルーしてやってください)



 IBM(当時)という巨人は巨人なりの良さがあるんだろうが、ベンチャーにはベンチャーなりの良さがある。そして、それを楽しめるものが成功するのだ

と言わんばかりの台詞


 勿論実際には、実力・運・タイミングなどなど複雑な要素が絡み合っているんだろうけど、ジョブズもビルゲイツもベンチャーであることを楽しんでいるように見えてそれが僕にとっては好印象だった



 ここまでプラスの面を書いてきたけど、もちろんベンチャーには大変なことが山ほどあるわけで

資金繰りはどうする?
事務所は?
契約は?
プライベートは?

 などなど色々あると思うんだけど、一番意外だったのがアップルについてで


 ジョブズはそのカリスマ性でアップルを率いていくのだけれど、傲慢で独断専行型、独自のやり方を貫くために社員に多くの負担を強いていて

 その例として、「Lisa」の開発グループと「Macintosh」の開発グループをわざと分裂させたこと、要求以上の仕事をしなかった社員に対して激しい罵詈雑言を浴びせかけたりクビにしたりしたことを描いている


 また、自身のそういった行動を

「アップルはファミリーである」と言って
「家族なら喧嘩くらい当たり前だろ」と言って

正当化している




 最近、iPhone4を手に入れてMac Book Airを触ってみて、アップル好きになってきていて次のPCはMacにしようかなと思っていたところだったので、この映画を見て正直ショックだったことは否めない


 だが、一か月経って、こういう記事など見て冷静になって考えてみたら、

「それも革新的であることの必要悪なのかもしれないな」

と思うようになった



 だって革新的であるということは、ある意味で人の話を聞かないということでもあるし、アップルの様な規模で行うのであれば自分が思う最善の方法でそれを人に押しつける(人を巻き込むともいう)必要がある


 僕はファミリーという考え方を強調することはどこか胡散臭くて苦手なのだけれど、wikipediaで見る限り、映画はエンターテイメントだし脚色しているのかもと思って、やっぱりアップルが好きな自分に戻ってくることになった



 好きになるにしても嫌いになるにしても対象のことを知ることは重要だよなあ

と映画の趣旨とは随分離れた感想になったところで、今日の感想終わり


***


 如何でしたでしょうか?

 半年くらい前の記事ですが、今から見るとおかしな表現も多かったりして結構赤面モノだったり…とはいえ今の文章も後から見たら赤面するんだろうなあ

 マニアックな作品ですが、遠い世界に居ると思っていた二人に軽い親近感を覚えることができると言う意味でも本作は秀逸だと思います

 まあどちらもきっと超がつくほど頭が良いのでしょうが…www

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  1. 2011/09/07(水) 20:34:44|
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