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DVD:告白(2) ~「私が受けた悲しみは報われなければならない」~

 この前の記事は観た直後で、興奮のあまりとりあえずあらすじだけ書いてしまったけど、今回は分析を


 本作で問われているのは「命の重さ」とされているかもしれない
(実際、森口悠子の始めの告白で「命」って黒板に大きく書かれるし)

 でも、僕は違うと言いたい
 本作で流れていたテーマはまず

 森口悠子による「私が受けた悲しみは報われなければならない」

であり、

 渡辺修哉の「大切な存在から理解されないということ」

であり、
 
その背景としての「排他性と無理解性」

だと思う


ペタしてね


 説明していくと
 一つめ「私が受けた悲しみは報われなければならない」は、有り体に言ってしまえば「目には目を、歯には歯を」であるけれど、恐ろしいのはその淡々とした態度だ
 教養もあり礼儀正しく分別をわきまえた大人が、分別をわきまえた上でそれでも淡々と断固として復讐する怖さ

 その淡々とした復讐は何によって動かされているか
 それが「私が受けた悲しみは報われなければならない」という想いだと思う

 悲しみを与えた相手(加害者)がどんな事情を抱えていようと、子供であろうと、私が受けた悲しみとそのことは関係ない
(怒りに増減は与えるだろうが悲しみが消えることはない)
 私に悲しみを与えたのは、彼の行動であり、その結果である事実だ
 悲しみを与えた原因があるのならば、それは取り除かれなければならないのだ

 だから、森口悠子は迷わない
 迷わずに渡辺修哉を、下村直樹を、追い詰めていく
 決して殺さずに
 だが、じわじわと真綿で喉を締め付けるように
 確実に彼らが絶望していくように

 そこにあるのは徹底した悪意だ
 多分、森口悠子の悲しみは復讐を果たしたところで癒えないだろう
 むしろ、もしかしたら広がるばかりかもしれない
 本人はもしかしたらそんなことも分かった上で復讐をしているかもしれない
(物語の中盤、森口悠子が一人で泣き叫んだ後に「馬鹿馬鹿しい」と言って、空しいような表情をして、歩いてゆくシーンがある)

 それでもやるのだ
 誰も救われないのは分かっている
 いや森口悠子が望むのは救いなどではない
「私と同じようになればいい」
 森口悠子は、ただそのエゴイスティックな怒りを達成したいだけなのだから



 これが、本作が描きたかった主人公の精神だと思う


 では、そもそもなぜこんな悲劇が起こったのか


 ここで出てくるのが、もう一つの渡辺修哉のテーマ「大切な存在から理解されないということ」なんだけど、またまた長くなりそうだから、また後日


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  1. 2011/04/04(月) 20:45:14|
  2. 邦画
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