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DVD:トゥルーマン・ショー

知人に勧められて観る

ジム・キャリー(「マスク」や「マジェスティック」に出演している)が主演の映画

あらすじ
生まれてから全ての生活をテレビで放送されているトゥルーマンという主人公が、その事実に気がついて大規模な撮影セットである離島のシーヘヴンから逃げ出すまでのお話。

設定に関して
離島とそれを取り囲む全て(天候含む)がドーム状のセットで主人公以外の住人は全てエキストラである。24時間、彼の生活はあらゆる隠しカメラで撮影されており、CMは一切挟まれない。その代わり、広告はエキストラの服装や行動(ココアを食べる前にそのココアの説明をしだしたりなど)で行われている。

感想
 近くのツタヤではヒューマンドラマという括りに置いてあったんだけど、どう考えてもホラーとしか思えない
 なんでかって?
 そりゃ、「一人の人間の人生をテレビ会社が完全にコントロールしていて、しかも、それが興業として問題なく成立しているというかなりホラーな状況にもかかわらず、それを特に怖いものとして扱うような演出はなく、トゥルーマンがセットから脱出するクライマックスに至っては、視聴者はトゥルーマンを応援してしまっている」ってそんな状況、怖すぎるだろ。雰囲気がューマンドラマ風なだけに余計怖い。
 さらには、セットから抜け出すその瞬間まで番組を見て一喜一憂していたはずの「トゥルーマン・ショー」を構成している重要な要素であり加害者とも言える視聴者が、トゥルーマンの脱出を応援していて、そして、最後にトゥルーマンがセット外に出た直後のある視聴者(守衛2人)の行動(「違う番組ないか」とトゥルーマンの存在など忘れてしまったかのように振舞っている)。
 いやあすごいホラー映画だった・・・。
 
 じゃあ何に恐怖を感じたかっていうと、「無関心」にだと思う。
 
 テレビの向こう側の世界のことは、それがたとえ(ドラマなどの虚構ではなく、という意味で)現実のことであっても、自分とは関係のない世界のことで、視聴者としては自分が楽しめればそれで良い(なので、トゥルーマンが残酷な目(し調査にとって不快なこと)にあったら苦情が殺到すると考えられる)。トゥルーマンがセットから出たとしても、その出来事事態が他人事なんだ。だから、一人の人間の一生を弄ぶかのように見えるこの番組も正当化される。
 僕には、トゥルーマンの「おはようございます。明日会えないかも知れないから、念のため、こんにちはとこんばんはも!」という最後の(トゥルーマンの口癖)台詞が、やけに皮肉に聞こえるのだが、他の人はどう思うんだろう。



 トゥルーマンの置かれた状況は、よほど柔軟な心の持ち主でなければ精神の病になってしまうような状況だと思う。
 「自分が生きている世界が虚構であり全ての行動が見られている。それは生まれた瞬間からのことであり今も続いている」ということに気づいてしまったとしたら、果たしてセットの外(現実)の世界に出たとしても、正気を保っていられるのか。
 外に出たとしても誰もが自分のことを知っているが、自分は彼らのことをひとりも知らない。作中では忘れられない恋人が外の世界にいるが、もし彼女と別れることになったら、ひとたび不安定な状況に彼が置かれたら、目の前の現実が「実は自分を主役とした番組なのではないか」と思ったとしてもおかしくないのではないか。そして、発狂して精神病院にいくことになったとしてもおかしくないのではないか。

 トゥルーマンが外の世界に出てどうなったのかについては、作中で表現されることはなく、彼が自分のおかれた状況に気づきかけているときもあまり真剣にそれは描写されていない。むしろ、月が巨大ライトであったり明らかに不自然な広告をエキストラに行わせたりと、コメディの要素が強い。
 ツタヤではヒューマンドラマのコーナーに行われていたが、これはもう近未来ホラー(百歩譲ってSF)ではないかと思った。
 
 
 ヒューマンドラマが見たい人ではなくて、実は監視社会とかそういった社会派映画が好きな人にお勧めできると思う。


トゥルーマン・ショー(通常版) [DVD]/ジム・キャリー,エド・ハリス,ローラ・リネイ

¥1,500
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