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DVD:ココ・シャネル

現在のファッションにもっとも大きな影響を与えたデザイナーが彼女だということで、興味を持った
 
 去年の今頃に公開されていたと思うのだけれど、そのときに主演のインタビュー映像を見たことがある
 そのときに女優が「彼女(シャネルのこと)の輝かしい部分ではなくて、彼女が成功するまでに舐めた辛酸や女性としてのシャネルなど、彼女の人間の部分をよく描いているからこの作品の主演になったのよ」みたいなことを言っていた。

 実際、観てみると主演女優が言ったことの意味がよく分かった
 シャネルが成功した理由を描いたサクセスストーリーというよりは、当時の社会背景を元にシャネルの人間性や男性事情を中心に描いていた
 
 作品中でシャネルは一貫して自立した女性を志向しているが、彼女が生きていくためには2人の愛人に頼るしかなかった
 シャネルは愛人に囲われて生きるが、自分を曲げることはせずに思ったように行動する
 愛人はそんなシャネルの性格を好むんだけど、一人目の愛人(フランス人で生活面でのシャネルのスポンサー的愛人、以下「仏愛人」)はシャネルが考案するデザインには興味を示さない
 当時の慣習(女性はコルセットをつけてひらひらした服を着ていることがお洒落であるという固定観念)に、仏愛人は縛られているんだ
 だけど、毎日パーティー三昧の生活に嫌気が差していた頃に、二人目の愛人であるイギリス人(シャネルの事業面でのスポンサー的愛人。事業成功後に交通事故で死んでしまう)と出会う
 彼は、シャネルのデザインに価値を見出して出資を申しでて店を出させてくれる。そして、シャネルは当時の社交界で一躍有名になり、シャネルブランドを確立する。

 といった内容なんだけど、上述したようにシャネルの服や帽子はアクセントとして出てくる程度で、あくまでもメインはシャネルの性格や愛人関係になっていた

 
 こういう有名人の伝記というのは概して「~礼賛」みたいな内容になるのだけれど、特にそういった傾向はなく淡々とシャネルの反省を描いていて、そこに好感を持った。

 まあ穿った見方をすると、シャネルは、したたかにフランス社交界を渡り歩いてしかも自分の価値(シャネルブランド)まで確立するという、結構えげつない女性である、とも言える

 このDVDだけの感想としてはシャネルがどんな半生を歩んだかの一面を誇張なしで知れる、という点で興味深い作品だった
 けれど、wikipediaなどで、ココ・シャネルについて調べると、シャネルが女性の自立を志向しているわけではなかったり、後半生ではドイツ人将校の愛人になっていたり、とこのDVDがシャネルの全てを(そりゃ当たり前だけど)表現し切れていないし、また、誇張はしないまでも語弊を招くような表現があった(wikipediaを信じたらだけど)ともいえるので、
 まあ最近公開されて人気の出た作品だし、シャネルやファッション史のことを知る上での入り口にはちょうど良いのかなあ、とシャネルやファッションをまったく知らない私は思うのでありました


ココ・アヴァン・シャネル 特別版 [DVD]/オドレイ・トトゥ,ブノワ・ポールブールド,アレッサンドロ・ニボラ

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  1. 2010/10/13(水) 21:12:17|
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