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DVD:あの頃、ペニー・レインと

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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007-05-30
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★★★★☆

 先週行った「リトルマガジンのスピリット」「はじめての編集」で取り上げていて、どちらもヒッピーとかロックとかリトルマガジンとかが流行った時期の米国の空気管を知れる資料だとのことなので観ました。
(2000年放映って結構最近の映画だったようですね。びっくり。)

以下、本文の目次です。
内容
感想 導入
全体の感想 ロックバンドとリトルマガジン
細部の感想 ペニー・レインと主人公の母親

 それと以下の文章はこちらのサイトを参考にしています。
wikipedia ローリングストーン
wikipeddia ケイトハドソン
production notes あの頃、ペニーレインと

内容

 話の大筋は少年時代にロックに目ざめた若干15歳の少年がロック評論家としてローリングストーン誌(当時の有名リトルマガジンだそうです)に掲載するために(スティルウォーターというバンドのツアーに同行取材するというもの。その同行取材にペニーレインというグルーピー(作中ではバンドエイドと自称しています)の娘が一緒に来て、主人公はペニーが好きなんだけど、ペニーはバンドのメンバーが好きで…みたいな話。
 見所は、当時のロックバンドの生活(酒、女、ドラッグ尽くし)が垣間見れることと15歳の少年がどんな目でそれを体験するかということ。

 なんとwikipediaによると監督の実体験を元にして作られているらしくて、そういう点でも資料的に価値のある映画なんだろなーと思います。

感想 導入 
 
 この映画の感想は全体と細部に分けて書いていこうと思います。
 ここで言う全体というのは、例えば、ストーリーであったり構成であったり当時の空気感であったり、そういう総合的なイメージです。
 細部は、例えば、一つ一つのエピソードであったり役者の演技であったり、といった全体を構成するピースのようなイメージです

全体の感想 ロックバンドとリトルマガジン

 僕の全体の感想は「参考になった」です。
 1970年代にロックが社会の中でどういった位置づけだったのか。リトルマガジンであるローリングストーン誌の影響力。ロックバンドとグルーピーという追っかけ(セックスで親密な関係になろうとするものを主に指す侮蔑語のようです。)の関係。ロックバンドの生活。米国の地理的な広さ。…などなど。

 先に書きましたが、本作は1970年代を舞台としています。1967年に創刊され人気を博していた(作中では。現実は知りません。すいません。)ローリングストーン誌のライターとして若干15歳の主人公が、当時の人気バンドのツアーに同行するというストーリーです。
 ですので、1970年代における米国の若者文化の一端が垣間見れました。しかも、監督の実体験に基づいているということが、話にある程度の信憑性を持たせています。このままではないにしても、近いようなことは当時行われていたのだろうなという感じでしょうか。

 何より参考になったのは「内輪からメジャーへ」という感覚です。
 これはバンドマンなんかは今でもそうなのかもしれませんが(僕はバンドマンの物語はソラニンとBECKくらいしか知りませんし、どんな文化なのかもあまり知りません。)、初めは自分達の好きなことを好きなようにやっていて、内輪話や内輪言葉もたくさんある。それがいつの間にかメジャーになっていく過程で、商業主義に侵されたりメンバー間の確執が起こっていく。
 それが、特にスマートでもなんでもなく僕にも分かるようなラフなトーンで描かれていく。
 
 僕は作中人物のように馬鹿騒ぎはあまりしないほうですが、それでも作中人物達の気持ちは共感できます。しかも、やっていることも演奏を除いては本当にそこら辺のにーちゃんと同じようなもので、そこにまた親近感を覚えます。

 そして、主人公。若干15才ながらも文章力を認められて、有名誌に載ることができるということ。文章で何がしかの対価を得たいと考えている身からすると取材の重要さも伝わりました。
 
 自分達の好きなことを好きなようにやっていく。それがもしかしたらメジャーへの道に続いているかもしれない。メジャーでなくても生きていく道になるかもしれない。それを実感を持って伝えてくれる作品でした。
 (「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」も合わせて読んだらもしかしたらもっと面白くなるのかもです。ていうか読みたい!)

細部の感想 ペニー・レインと主人公の母親

 細部の感想は全体の感想とは違い、もう単純に面白いです。
 まず、ペニー・レインがカワイイ!もう最高に可愛い!!
 明るくて、ミステリアスで、可愛いのにどこか大人の色気も感じさせる演技。何より笑顔がイイですね!
 欧米人の顔はあまり好きではないのですが彼女は別格です。ケイト・ハドソン。覚えておこう。
 
 また、主人公がペニーのことを好きなのに、ペニーが他の人を好きなので言い出せないところとかもなんだか良いですね。主人公のもどかしさが良く分かります。も、ね、青春って感じです。

 それと、本作で面白かったのが、主人公の母親が関わるシーンです。
 主人公の母親は厳格で、主人公の姉はロック好きなのもあって反抗心丸出し。ついには家を飛び出してしまいます。このシーンが映画の冒頭にあるので、ついいわゆる厳格な母親で、教育ママ的ないけ好かないタイプかなーと思っていたのですが、コレが案外良識を持っているのです。
 姉があまり出来ない子で主人公が飛び級するような優秀な子だったからでしょうか。それとも男性だから?母親の愛情は主人公に注がれます。でも、思いっきり縛り上げるわけではありません。ちゃんと主人公が姉の手引きでロック好きになりますが、それにも一応の理解を示しますし、ライブに行くのもツアー同行も条件付で認めます。
 それもこれも主人公が優秀で信用があったこともあるのかも知れませんが、主人公はそんな厳格ママをうまく操縦しますし、母親もそれを受け入れます。何もかもがダメという母親ではないのです。
  
 で、この厳格でありながらも理解のある母親を示すのが母親とバンドのギタリストが電話越しに話すシーンです。
 ツアー同行中は必ず定期的に電話をするように主人公は言われているのですが、不良のロックバンド(ロックは権威の反抗ですし)としてはそんな甘ちゃんはいじりたくて仕方ないのでしょう。主人公が話しているところをギタリストが強引に受話器を奪います。そこで、ギタリストと母親が話します。(以下、台詞は違いますが大体こんな感じの内容です。)

 ギタリストは言います。「俺に任せておけよ!何も心配するな!きっちり不良にしてやるぜ」威勢が良いですねー。
 呆れる母親。心配しまくる母親。母親はギタリストに言います。「その子は優しい良い子なの。どうか傷つけないで。まだ15歳なのよ!」
 ギタリスト「…!!!!!!!!!」
 多分、主人公が15歳だとは知らなかったのですね。それを知ってから」のギタリストの神妙さが最高です。
 母親は言います。「大丈夫。あなたは今はそんなだけど本当は良い人なのよね。信じているわ。任せていいわね」
 ギタリスト「ええ。はい。あの。息子さんのことは責任持って面倒見ますんで・・・」

・・・えっ…ちょっ…不良じゃなかったの!?

 …結論。こいつは普段は悪ぶっててもイイ奴だwww

 さらに、物語の終盤ですね。このギタリストと母親が分かりあうシーンがあるのですが、そこも笑えます。うーん、良い母親だ。
 
最後に
 
 なんだか本筋とは全く関係のない感想となってしまいましたが、細部も含めて面白かったと言うことで。 
 
 最後にまとめますと、主人公の演技も微妙な思春期の心情が出ていて良い感じですし、バンドメンバーの最低っぷりもイイ感じです。
 最近の泣かせたりとか怖がらせたりとか、むやみに爆発したりとか、そういう商業主義まっしぐらな作品に疲れた人にはオススメできます。
 自由でユーモアが効いていてささやかな成功もある。70年代のロックやリトルマガジンなど文化の勉強にもなる。観ててわくわくする作品です。

 僕はロックが聞きたくなりました。

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