本屋好きの日常

BOOKSHOP LOVER=本屋好きの日記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

競争ノマドと共生ノマド

どうも最近、ノマド議論が活発だったようですね。やれ、「ノマドは一部の優秀な人しかなれない」とか「ノマドなんて言葉は流行だよ」とか「ノマドうさんくさい」とか。

何ですかねー。別に人がどう生きようが気にするなと言いつつ、「若者がノマドって言葉ににハマっていて痛々しい」みたいな論調とか「会社員がいるから成り立っているんだろ!なめんなよ!」みたいな論調とか、こーゆーのに感情的になる人って何なんだろうなと思いながら眺めていたのですが、一応僕もこれからの働き方に興味があるので、僕もちょっと考えてみることにしました。最後の方、偉そうなこと言ってますが、僕は会社員ですww 寮住まいですwww(注 基本的に、このまとめを観て感じたことを書いてます。「近頃ネットで話題の「ノマド論争」まとめ」

それぞれの意見


まず、議論を整理するためにまとめてみたいと思います。大体、意見は以下に分けられると思うのですよね。

ノマドの定義付け


で、ノマドノマドって言うけれども、まず定義が明確じゃないから言い合いになってしまっている感がありますね。まあネット上の議論なんてそんなものかもしれませんが。なので、ここではまず定義付けから入ります。

これで、かなりすっきりするんじゃないでしょうか。このブログにあるノマドワナビーという「通勤しない働き方」という憧れとも区別できますし。
極端に言ったら「憧れのノマド像」って「会社に通勤することを強制されていない人たち」でしかないんじゃないの?ノマドワナビーってそれだけな気がする。ノマドワーキングを目的にすると不幸になるのでは? - GoTheDistance より

このブログではノマドとフリーの違いについて図を用いて分かりやすく説明してくれています。
本と私の世界
フリーランス=ノマド、じゃないんです | おーぷんlog2
こっちのブログなんかだとノマドという生き方ではなくて、ノマドって言葉の使い方が嫌だというのは全く持って同意であります。
ノマド=アンチ「カイシャ」×アンチ「先人」×「ソーシャル」礼賛、って先導的に語られてしまっているのが、たぶんおかしくしてしまっている主因なんじゃねーか、と思う最近「ノマド」ってコトバが嫌いになってきたオイラは少しオッサンなんだろうか。 impresario より

そもそもなぜノマド議論が起こったのか


僕の記憶が正しければノマドワークが着目されだしたのは佐々木俊尚さんの「仕事するのにオフィスはいらない」 (光文社新書)からです。思うに、佐々木俊尚さんが言いたいのは、「会社勤め以外の選択肢の市民権を得よう」という流れだと思っていて、技術的にも世界のトレンドとしてもそれは不可避なんじゃないかと思っているってこと。

で、ノマド嫌いの人が言いたいのは、その佐々木俊尚さんなどノマドを実践している人たちに乗って稼ごうとしている「ソーシャルビジネス最高!」な人々(「便乗ノマド」と言いましょう)の言う「ノマド」に対して感じる忌避感ではないかと思います。確かに「ノマド最高!」って良い面ばかり強調する人を見ると嫌になりますね。だいたいフリーとの違いも考えていない人が多いですし、とりあえずフォローは外します。

かと言って、「ノマドはホントは怖いんだよー。皆騙されちゃいけないよー。超一流でできる人じゃないとなれるはずがないよー。」ってのも変だと思っていて、単純にノマドにしてもフリーにしても会社員と同様に長短あるので、自分の生きやすいほうを選べよってだけだと思うのですよね。

他の職と同じで合う合わないの話であって、別にノマドもフリーもそこまで特別な能力が要るってわけでもなさそうですし(もちろん成果物の質が第一ってのは当然だと思います。次も仕事頼もうって思ってもらわなきゃ続くわけないもの)。

「ノマド」に関する話も、たぶん@May_Romaさんが言ってることが冷酷な事実… - Togetter
すげえ誤解を招く言い方をすると、会社員として優れてたけどフリーランスになるぜっていう人よりは、会社員どうしても無理だって人のほうが潜在的な才能はあるかもしれないと...。@kara_dさんのフリーランス形態について一考 - Togetter  より

 

ノマドにしろ会社にしろ、「小さくはじめて大きく育てる」を忘れなければ、それこそなんだってアリだよ。食える市場かどうか? それすらどうだっていい。ノリだよノリ。ただそれだけ。「ノマド最高!」も「ノマドは完璧じゃないと無理!」も的外れ。 より

気軽にノマド


だから、まあ非定住志向のノマドにしても、非組織志向のフリーにしても「とりあえず、できそうだからやってみる」くらいの気持ちでできたら良いのだと思うのですよね。10年とか20年とか長いスパンで見たら、今みたいな会社組織が続いていないのは明白ですし、そんな将来のためにも、会社組織に頼らないでやる経験ってやつは必要だと思うのですよ(もちろん「いや今の会社は無くならねえ!」って人はその中で頑張ればよいと思いますし、その頑張りのお陰で、会社は継続して自分も出世してオッケー!ってこともありうると思います。会社の目指す市場自体がしぼんでいる場合、難しいかもしれませんが)。

それに、正社員以外の選択肢が市民権を得る。非正社員に劣等感を持ったり、特別感を持つような社会でなくなることは構成員的にハッピーだと思うのです。選択肢があったとしても差別意識や特別感があるせいで事実上、難しい選択になっていることって多いでしょうし。レールを外れてもそんなに怖くないってかレールって何?みたいな意識が社会全体で共有できれば、そちらの方が生きやすいのだと思うのです。

ノマドを特別視


まとめると、このノマド議論は、ノマドとかフリーとかを特別視しているからこそ起きる議論なのだということですね。便乗ノマドは違いますが、佐々木俊尚さんど一部のノマドの方は、そこの特別視を無くす(というか時代の流れとして不可避的に無くなっていく)ために話しているのだと思うのです。そうした方が、いざノマドが普通になったときに生きやすいんじゃね?ってことを言いたいのだと思うのです。

競争社会と共生社会


ところで、ノマドワークの端緒(言葉合ってるかな?)とも言えるので佐々木俊尚さんのことを挙げましたが、もう少し佐々木俊尚さんについて書いていきます。僕は、メルマガを読んでいるのですが、ノマドのことをいうとき、佐々木俊尚さんは今後の社会についてもセットで語っているように思えます。以下、僕なりに佐々木俊尚さんが考えている今後の社会についてまとめてみます。

これからの世界は、どんどんフラット化していく。雇用も例外ではない。単純労働やもしかしたらホワイトカラー職も、日本より賃金が安い国と比べられることになってくるだろう。そこで起こるのは、欧米でにあるような格差社会だ。webは従来なら何百人もが必要な仕事を数人で出来るようにしてしまったため、雇用を奪ってしまった。しかし、奪われ分の雇用を生むような仕事は生まれていない。生まれていたとしても、それは従来とは違う能力が必要とされる仕事である。今までと違う能力をすぐに開発出来るわけではないので、必然的に労働者はあぶれる。

その上、能力を開発できたとしても、比べられるのは自国内ではなく全世界で、もちろん賃金が安くて済む新興国の労働者たちも含まれる。そうなると、ただでさえ賃金の高い先進国の労働者は、新興国の労働者以上のものを生み出さなければいけなくなる。そんなことができる人はごく少数なので、ここでもまた必然的に労働者はあぶれてしまう。

この格差社会における上流とは、佐々木俊尚さんや津田大介さんのようにオリジナルの何を作り出せる人々であり、それ以外は、新興国並みの賃金(もちろんそれなりには高い)にならざるを得ない。前者にノマドやフリー。さらには優秀な会社員。経営者が入り、後者に現在のんきに暮らしている会社員が入るのではないか。

長くなりましたが、佐々木俊尚さんはこういった大局観の中で、ノマドの話をしているのだと思うのです。しかし、このまとめを読んだ方は、「?」と思われるはずです。「あれ?でも、これだとやっぱり超一流しかノマドになれなくね?」と。

そうです。僕もそれはその通りだと思います。

ですが、そんな「一流ノマド」ではなく、「普通ノマド」というものも僕はありうると思っています。そのキーが「共生社会」という考え方です。

僕も以下のブログで初めて知ったのですが、競争社会でバリバリやっていくノマドと単に会社とか組織に縛られない生き方としてのノマドには大きな開きがあるように感じていました。さらに、MGさんのブログなど読んでいるとこれからの新しい働き方について色々考えさせられます。

「ノマドと弱者と共生社会について考えてみる。
都市ノマド 女。MGの日記。

ちなみに、共生社会の定義はというと以下のように書いてありました。
共生社会は仲間とともに生きる社会。人と人、人と自然との合意を大事とする。他人の犠牲を代償として初めて自分の仕合わせがあるという社会ではなく、自分の仕合わせの追求、満たされた人生への努力が他人の仕合わせ、社会の豊かさにつながる社会のこと。 「月3万円ビジネス」~競争社会から共生の社会へ

 

そして、この考え方は、このブログの正社員とノマドの中間解になり得るのではないかと思うのです。たぶん世の中で求められているのは正社員とノマドのまだ言語化されていない中間解なんだろうな、と思ったノマドとかライフスタイルをテンプレで語ること自体の陳腐化と正社員とノマドの中間解 - Future Insight より

競争社会も結構です。会社員だって結構です。でも、そこからあぶれた人たちはどうすれば良いのか。会社や地縁血縁に頼らない助け合いの社会はできないのか。その答えが共生社会だと思うのです。

共生ノマド

その共生社会におけるノマド。共生ノマドと呼ぶことにしますが、この共生ノマドと競争ノマドを分けて考えることにします。

そう考えていくと、実は、優秀でもない普通の若者が憧れる「ノマド」というものはこの「共生ノマド」なのではないかと思うのです。

会社で出席できるほど優秀でもないし、フリーでやっていけるほどの自信もない。しかし、既存の会社員にはなりたくない。よく知らない上司に使われるのではなくて、主体的に働きたい。自分の好きな誰かや何かのために働きたい。自由でいたい。そう思った人たちがこの共生ノマドのようなものに憧れているのだと思うのです。

会社員という枠に捉われない(会社員が駄目ということではありません。)働き方を模索する上で、出てきた考え方だと思うのです。で、この共生社会的共生ノマド。実は、既にある程度実現できるのだと思うのですよね。それは先に挙げた@kara_dさんのフリーランス形態について一考 - Togetter「ノマド最高!」も「ノマドは完璧じゃないと無理!」も的外れ。 などを読むと分かります。

超一流とは言わなくても、戦略的に考えてスキルをつけたり人脈作ったり何かしら特技を磨けば、誰かの力になることができる。そうして対価としてお金を貰う。これってまんま共生社会のような気がします。ただ、その存在が一般化されていないだけ。特別視されてしまっているだけ。逆を言えば会社員=安定コースと安易に考えられ過ぎてしまっているだけ。

だから、ノマドを特別視でも述べたように、今、SNSが定着し雇用のフラット化が劇的に進む中でこそ、ノマドという言葉をバズらせる必要があるのだと思います。競争ノマドにせよ共生ノマドにせよ「ノマド」という働き方。生き方を定着させることには意味があるでしょう。

多様な働き方


さて、今まで、ノマドは働き方、果ては社会について考える上での思想なのだと言ってきました。それは、「超一流じゃないとなれない」とか「フリーと何が違うの?」とかいうレベルの議論ではないとありません。

会社に属するというのが大前提という今の社会に対して、ノマドやフリーの(意識における)領域を拡大しようという活動なのだと僕は思います。「ノマドやフリーが特別じゃない」ことを定着させるための活動なのだと思います。僕はそれを支持したい。働き方だって何だって、色んなやり方がアリな方が楽しいに決まってますから。まあ会社員が何言ってんだって話ですがw

独立したい身としては、そう思うのでした。


仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
仕事するのにオフィスはいらない (光文社新書)
佐々木 俊尚
光文社 2009-07-16
売り上げランキング : 6158
Amazonで詳しく見る by G-Tools





月3万円ビジネス
月3万円ビジネス
藤村靖之
晶文社 2011-07-02
売り上げランキング : 7430
Amazonで詳しく見る by G-Tools



関連記事
  1. 2012/09/25(火) 21:33:25|
  2. 書いた
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<美肌と蚊とリアリティ | ホーム | 「イライラ人と僕」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://wakkyhr.blog.fc2.com/tb.php/449-0002f2b6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

主な活動


本屋をもっと楽しむポータルサイト

本屋好きの営むネット古本屋(開店準備中)

プロフィール

wakkyhr

Author:wakkyhr
ネット古本屋・本屋好き・本好き・イベント企画。本屋で面白いことをしたいのです。

最新記事

カテゴリ

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。