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写真家の勉強シリーズ② 牛腸茂雄(1946年11月2日 - 1983年3月6日)

コンポラ写真の代表的作家。
コンポラ写真とは、木村伊兵衛などのスナップ写真へのアンチテーゼとして掲げられたもの。以前上げたダイアン・アーバスやフリードランダー、ウィノグランド(1966年のMOMA「New Document」展に出展)に影響を受けた写真でもある。「60年代末に登場した日常のありふれた何気ない事象を淡々とストレートに撮る」とも表現される。
胸椎カリエスを3歳で患い成長が止まり、以降、闘病生活を続けながら作品を発表。36歳で逝去。

ダイアン・アーバスつながりで知る。先の説明にもあるようにダイアン・アーバスに近い撮り方をした人とされているが、ネットで検索する限りだと、撮影手法こそ似ているものの撮影対象は全く違っていたようだ。ダイアン・アーバスが異形者を撮ったのに対して牛腸茂雄は市井の人々を撮った。ダイアン・アーバスが異形者に寄り添ったのに対して牛腸茂雄は市井の人々の何気ない一コマを撮った。

だからだろうか。PCの液晶越しに観る牛腸茂雄の作品はダイアン・アーバスに比べて静かであると感じる。ダイアン・アーバスを観るとかき乱されるものの中にある静けさを感じるのだけれど、牛腸茂雄は静けさそのものを撮っているかのように思える。撮影対象によってこう違ってくるのだろうか。不思議な気持ちになってくる。

ところで、牛腸茂雄もダイアン・アーバスもどちらもいわゆる健常者ではなかったことは同じ手法を使ったことと関係があるのだろうか。市井の人と異形者の違いはあれど、どちらも撮っているものは日常だ。ダイアン・アーバスは心を病んでいたからこそ、身体的にハンディキャップやマイノリティに位置する人々がたくましく生きるのを撮り、牛腸茂雄は身体的なハンディキャップを抱えていたからこそ市井の人々が普通に生きているのを撮ったのではないだろうか。

なんてことを妄想しながら写真家勉強シリーズ第二弾はおしまい。これ、やってて面白いな。続けていこう。

学校:桑沢デザイン研究所 卒
受賞歴:日本写真協会新人賞受賞。

著著:
①関口正夫との共著『日々』
②『SELF AND OTHERS』(白亜館)
③画集『扉をあけると』(片口インクブロット研究所)
④写真集『見慣れた街の中で』
*再刊 写真集『SELF AND OTHERS』(解説 飯沢耕太郎)未来社
 他編① 写真集『幼年の「時間」』(モール)
 他編② 写真集「牛腸茂雄作品集成」
 掲載誌 死後、季刊誌「deja-vu」第8号で特集を組まれる

関係者①:師匠の大辻清司
関係者②:友人の関口正夫
関係者③:季刊誌「deja-vu」第8号で再評価した飯沢耕太郎
関係者④:映画『SELF AND OTHERS』の監督・佐藤真

映画:ドキュメンタリー『SELF AND OTHERS』(2000)

参考:
wikipedia「牛腸茂雄」
JJsの日記
関心空間
ICANOF
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  1. 2013/01/14(月) 10:00:00|
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